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当協会 資料
当協会、柳会長が長岡鉄工業協同組合が発行しております機関紙「てっこうの光」(2003年6月1日発行・第171号)に特別寄稿とし長岡技術者協会のことについて寄稿いたしました。(下記は掲載内容)
平成十五年四月末日から(新生)長岡技術者協会が産声を上げた。そもそも新潟大学工学部が長岡にあった頃に発足した新潟大中心の技術者集団であったが、五十嵐浜への移転を契機にそのまとめ役が長岡技科大に移行した。故手島立男先生(長岡技科大名誉教授)と三山創名誉会員(同名誉教授)の功績は殊のほか大きく、大多数の大学人と著名な実業家が会員に名を連ねる団体と化した。それから二十年以上の月日が流れ、吉谷名誉教授、梅村名誉教授、故高橋名誉教授の順に本協会の会長職が引き継がれてきた。
この度、図らずも筆者が会長を拝命し、役員構成も若年層に衣替えという結果を招いてしまった。いささか唐突過ぎたきらいもあるが、世の中の変革期に乗じて情状酌量となったようである。
この会の目的は、科学技術者が個人の立場で参加し、産・学の接点を通して技術者同士の連帯感を得ようとすることにある。極論すれば、地元の技術者に本学・高専の知的活動の一部を提供する場を形成しているとも言える。各種の技術講演会や研修会、工場見学会、総会・部会などが主たる事業内容となっている。年会費は二千円と割安であり、NPOそのものである。名称に「長岡」が置かれてる以上、長岡市及び周辺地域に在住の技術者が中心となるのは否めない。そこで、前記の目的に賛同していただける技術者の新規入会を呼びかける次第である。
具体的には、
①氏名 ②所属企業と部署 ③連絡先(②又はご自宅) ④電話番号又はeメールアドレス等
長岡技術者協会事務局(FAX 47-9770、ngk@mech.nagaokaut.ac.jp)にご一報を。
新生長岡技術者協会は、原点に戻って産学連携の礎となることを第一義としたい。本学も長岡高専も平成十六年度から独立法人に移行し、安泰が当たり前ではなくなる。国、県レベルの研究資金調達が思わしくない時は、規模の大小は別として産業界の支援にすがる他はない。本協会がその呼び水ともなれば結構な話であるが、例えそれができなくても、開発テーマや教材の提供をいただくだけでも大きな救いとなる。逆に、本学・高専からは成果の還元あるいは技術アドバイス、その他の社会連携で報いるのが自然である。しかしながら、くれぐれもバランスシートという野暮なものを掲げないようにお願いしたい。